PLデータカーブフィッティング:QAS
フォトルミネッセンス (PL) テストから得られたデータには、通常、複数のピークが含まれます。テストされるサンプルのバンドギャップを決定するには、単一ピークを持つ曲線を使用して PL データをフィッティングする必要があります。通常、このフィッティング曲線は、ガウス関数または指数関数的に修正されたガウス関数を使用して生成されます。これを実行するにはいくつかのオプションがありますが、ここでは OriginLab の Origin 8 を使用する方法を説明します。
プロトコル
PL データのプロット:
- オリジン8を開く
- PL データをコピーして Book1 の X 列と Y 列に貼り付けます (X 列 - 発光波長、Y 列 - PL 強度)
- 必要に応じて、長い名前 (グラフの軸ラベル) と単位を入力します。
- [プロット - シンボル - 散布図]または[プロット - 線 + シンボル - 線 + シンボル]を使用して散布図を作成します。
- ボックスをクリックして A を X に、B を Y に設定します
- 必要に応じてスケールと軸を調整します
曲線をデータに当てはめる:
- 分析 - ピークとベースライン - 単一ピークのフィットによる曲線の作成
- [関数] で [GaussMod] を選択します。
- データセットに応じて、GaussMod はピークの平均 (望ましい) または単に最大のピーク (望ましくない) のいずれかを適合します。後者の場合は、代わりに Function - Gauss を使用し、常にピークを平均します。
ピークの検出:
ガウスを使用する場合、適合曲線のピーク波長は、生成されたテーブルの「wc」値から見つけることができます。
これは GaussMod カーブでは機能しません。この場合、近似曲線のデータ ポイントをプロットし、ピーク アナライザーを使用することでピークを見つけることができます。これは次のように実行されます。
- Book 1 で、fitpeakcurve プロット値をコピーします。
- プロジェクトを保存し、新しいプロジェクトを開きます
- 値を貼り付けて散布図を作成します
- ピークを見つけるには、[分析] - [ピークとベースライン] - [ピーク アナライザー] - [ダイアログを開く] をクリックします。
- 「Find Peak」を選択し、「Finish」をクリックします。ピーク波長が曲線上のピークの横に表示されます。